2004年リリース 1stアルバム全14曲(JP盤)  
 
おすすめ曲
M1「Some Where Only We Know」
M2「Bend And Break」
M4「Everybody's Changing」         
  
おすすめ度:★★★☆☆


▽ Review

優しいピアノサウンド、癒し感ある声・・・なのに、なぜか何かを訴えかけられているかのような・・・叙情的バラードナンバーM1「SOME WHERE ONLY WE KNOW」。デビューシングルにしてUKチャート初登場3位を獲得。その他オススメは、軽やかに優しいサウンド風が心安まるM2「BEND AND BREAK」、M4「EVERYBODY’S CHANGING」。まるで春の昼下がり、太陽の光を浴びながら芝生で寝ているかのような・・・そんな心地よさに溢れたメロディーです。

なお、「HOPES AND FEARS」は、2004年にリリースされたデビューアルバム。軽やかに優しいピアノサウンドによる癒し風で人々を魅了し、UKチャートでは初登場1位記録している。


▽ KEANE - Biography

UKはサセックス出身の変則3ピースバンド(ヴォーカル、ドラムス、ピアノ)、キーン。叙情的なピアノサウンドと透明感溢れる癒しヴォイスを武器に、シンプルでありながらビートルズを彷彿させる王道のメロディーを展開。何のムーブメントにも乗らない、ただただ純粋な姿勢から聴こえてくる優しく美しく癒すサウンドが各界から大絶賛されている。


▽ tanaの私的見解

美しい旋律のピアノと、誰もが絶賛すると云う透明感溢れる声。わずか2つしかない武器を最大限に活用したサウンドから体感できるものは、シンプルだからこそ逆に力強く感じる「生きるメッセージ」であり、ピアノだからこそ得られる「美しさ」であり、透け声だからこそ得られる「癒し」である・・・。
 
こんな事をふと思えるようになったのは最近の事です。見て下さっている皆さんには申し訳ないのですが・・・当BLOGでKEANEを紹介したあの日(2004/12/9)、「短調なだけでは次回はない!」とか「やはりピアノだけではダメなのか?」とか「一発屋のバラードバンド」とか散々な事を云いました。Tana部屋でも、まもなくお蔵入りが決定済みのCDでした。しかし、それが、「音楽CD Vol,28のTHIRTEEN SENSES – THE INBITATION」を書く際、比較として用いようと思い再び聴いたら・・・「あれ?これこんなに良かったっけ?」それ以来、一週間ずっと聴き続けました・・・。本当、優柔不断で意志も信念もない私ですみません・・・。

でも、このように持っているのに発見できない名曲や、実は美味しいかもしれない食わず嫌いの食べ物、日常に溢れているのに発見できない楽しさ、美しさは多々あると思いませんか。「HOPES AND FEARS」(僕達しか知らない何処かへ)、そこは最初は入ろうとも思わなかった場所でしたが、何気ないキッカけで入場したら・・・そこはあたかも人工的ではない自然豊かな美しい場所でしたよ。


<音楽CD Vol,27>